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2006年12月 アーカイブ

2006年12月10日

ノロウイルス 上手な水分補給のしかた

ノロウイルスにかかると、嘔吐や下痢によって脱水症状になりがちです。


そのため水分補給は気をつけなければいけません。
しかしむかむかと吐き気がするため、水分をとってもすぐに吐いてしまう状況が続いたりして本人にとってもつらく、また赤ちゃんやお年寄りなど自分で水分がとれない場合はもっと大変で、看病している立場はとてもつらいものです。


ここでは、そのような場合にでも上手に水分補給する方法をご紹介します。

ノロウイルスと水分補給
▼成人の場合
ノロウイルスにかかると一日に何度と嘔吐と下痢を繰り返すので、失われた水分を補わなければと思い、一度にコップでがぶがぶと飲んだりする方が多いようです。

しかし身体はそれを受けつけず、せっかく苦労してとった水分を嘔吐したり、それがかえって腸を刺激することになって下痢をしたりして、下痢と嘔吐の繰り返しになります。

そのような時、成人の場合、コップを用いる場合は、口に水分を含むという程度の少量を複数回に分けて水分補給するようすると身体も少しずつ受けつけ、水分が採れるようになります。


▼お年寄りや起きることがつらい成人の場合
起きることがつらい状態の成人やお年寄りなどは「薬呑み(やくのみ)」とよばれる介護する場合や病院などで用いる吸い口をつけた容器を利用すると上手に飲ませることができます。

薬のみ(※「薬呑み」は、「吸呑み(すいのみ)」、「らくのみ」、「吸い口(すいくち)」などさまざまな呼び名があるようです。)

「薬呑み」には細い口がついていることでやさしく水分が補え、また容器にたくさんの量をいれることもできないので衛生面でも優れています。

ノロウイルスと赤ちゃん
▼乳幼児の場合
赤ちゃんの場合、普通でも飲み物や食べ物は自分でとれません。
ましてやノロウイルスになると、体力は弱り、ほ乳瓶も上手く使えません。

しかし赤ちゃんでもそのような状態になると身体が水分をほしがるのか、必死になってほ乳瓶から水分補給しようとしますので、一度に水分をとると成人と同じように嘔吐と下痢の繰り返しになります。

乳幼児の場合、年齢や状況に応じてコップや器からスポイドやスプーンを用いて1滴、1さじずつ水分を与えてあげると上手く水分補給することができます。

※「ドクターくすりのみ(画像左)」は、赤ちゃんが飲みやすい乳首タイプのくすりのみ
※「スポイトくすりのみ(画像右)」は、シロップ剤を赤ちゃんに無理なく与えられるスポイト式の薬飲み器です。

このような便利なグッズもあります。上手に利用して焦らず、ゆっくりとお試しください。

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2006年12月11日

ノロウイルスと感染症胃腸炎

ノロウイルスと感染症胃腸炎

「感染症胃腸炎(かんせんしょういちょうえん)」という言葉を、最近ニュースなどでよく耳にし、ノロウイルス感染症胃腸炎って違うの?と思っておられる方も多いと思います。


結論からいいますと、
ノロウイルスは、ウイルスを病原体とする感染性胃腸炎のひとつです。


感染性胃腸炎というお医者さんがつかわれる診断名は、さまざまな原因を含んだ症候群の名前をさします。その原因となる病原体も、細菌、ウイルス、寄生虫などいろいろあります。


感染症胃腸炎の原因となる病原体ノロウイルスと感染症胃腸炎
主な症状:発熱、下痢、悪心、嘔吐、腹痛
ウイルス
ノロウイルス
ロタウイルス
アデノウイルス
アストロウイルス
細菌
サルモネラ
カンピロバクター
エルシニア
病原性大腸菌
腸炎ビブリオ
寄生虫
寄生虫


感染性胃腸炎の症状は病原体やその感染パターンによって異なります。

症状としては発熱、下痢、悪心、嘔吐、腹痛などが主に見られ、感染はほとんどの場合、感染した人からの糞口感染(処理などなんだかの形で便などが手について感染すること)あるいは、汚染された水や食品を介して感染します。


その感染性胃腸炎には、ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスなどがあります。

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2006年12月14日

ノロウイルスと牡蠣(かき)

ノロウイルスは牡蠣を食べると危険?

牡蠣などの二枚貝によって、ノロウイルスに感染する場合がありますが一体どのようにして感染するのでしょうか?


冬は寒いので、お鍋が食べたくなります。
牡蠣を使った牡蠣鍋など牡蠣がとてもおいしい季節でもあります。その牡蠣がおいしい冬場に牡蠣による食中毒、近年話題のノロウイルスにかかりやすくなっています。ですので二枚貝といわれる牡蠣などの貝を食べる場合には注意が必要です。


牡蠣は、栄養などを取る目的、餌(えさ)としてプランクトンを含んだ海水を取り込みますが、その海水の中にノロウイルスが含まれていると同時にそれも取り込み、しだいに蓄積されていきます。しかし蓄積されても、二枚貝(この場合、牡蠣)の中ではノロウイルスは増えません。


そのノロウイルスを含んだ牡蠣を人間が食べるのですが、十分に加熱した状態であればノロウイルスに感染しませんが、抵抗力の弱いお年寄りや子供、成人でも体調の悪い人などが、生や不十分な加熱状態で食べると人間の体内にノロウイルスが入り込み、人間の腸の中で粘膜によって増殖し感染する場合があります。


また牡蠣料理で酢牡蠣(すがき)がありますが、お酢を使っているので殺菌作用があるように思われがちですが、ノロウイルスの感染を考えると「生」ですので極力避け、またノロウイルスは60℃10分程度の加熱調理(湯通しなど)では不十分なので、85℃以上の温度で1分以上の加熱が有効です。牡蠣フライなども中まで火が通りにくいので、十分に加熱して食べるようにしましょう。「アサリの酒蒸し」にもご注意下さい。


▼ノロウイルスに感染しないための牡蠣の食べ方
牡蠣は、「生牡蠣」が一番おいしいこともあって、冬場に多くは「生」で食べられることから、牡蠣が原因のノロウイルス(食中毒)になるケースが多数発生し、牡蠣=ノロウイルスのように言われているだけで、牡蠣を食べた人がすべて、また牡蠣を食べることによってノロウイルスにかかるのではなく、牡蠣の調理法、食べ方に注意をすれば「冬の味覚、牡蠣」をおいしく食べることができます。

▼二枚貝
牡蠣のほか、あさり、しじみなど

ノロウイルスと牡蠣
人間が牡蠣(かき)を食べる。
※牡蠣の中ではノロウイルスは増えません。
ノロウイルスとかき
生や加熱不十分な状態の牡蠣(かき)を食べることによりノロウイルスが体内に入り込む

※湯通し程度の温度ではノロウイルスは死にません。
食べたからといって、すべての人がノロウイルスにかかるわけではありません。
人間の腸の中でノロウイルスが増殖する
ノロウイルスとかき2
ノロウイルスにより、下痢や嘔吐の症状などがあらわれ、人間の身体から排泄される
ノロウイルスと牡蠣3
下水処理が行われ、その後河川、海に流れる。
ノロウイルスとかき3
牡蠣がプランクトンなどといっしょにノロウイルスで汚染された海水を内臓部分(中腸腺)に取り込む。牡蠣にノロウイルスが蓄積される
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2006年12月15日

ノロウイルス 後始末や掃除

ノロウイルスのお掃除法 ノロウイルスにかかった方が家族の中にいると、世話をする側からするとどうしても看病に気を取られてしまい「早く後始末を!」と思い、慌てて後始末やお掃除をしがちです。


しかしノロウイルスの方の吐物や便の中にはたくさんのウイルスがいて、ノロウイルスは少量でも感染し、感染力が強いこと、飛まつ感染することなどから始末・処理・お掃除が二次感染を防ぐポイントとなり、とても重要です。また、ノロウイルスは、塩素系殺菌剤や消毒用アルコールに対しても抵抗性があるといわれています。


▼吐き気がしたら・・・
洗面器やバケツなどの容器に受けるのではなく、ビニール袋など密封できるものに吐くようにしましょう。

また吐いた後のビニール袋に「塩素系の漂白剤」「塩素系の消毒剤」などをふりかけて、ビニル袋の口をしっかりくくり、漏れないようにしてすみやかに処分しましょう。
(※漏れると二次感染の原因となります)



「塩素系の消毒剤(画像左)」・・・・・ミルトンなど
「塩素系の漂白剤(画像右)」・・・・・キッチンハイターなど


▼吐物でトイレや部屋、床などが汚れたら・・・
処理をする場合は部屋を十分に換気し、ビニール手袋、マスクをつけ、汚れた部分は雑巾などできれいに拭います。

その後、「塩素系の漂白剤」「塩素系の消毒剤」などで消毒をします。


ふき取りが不十分だと、その後その部分が乾燥したあと空気中に舞い、そこから経口感染する恐れがあります。

また処理に使った汚物は、吐物を入れたビニール袋と同様に密封できるビニール袋に入れ、「塩素系の漂白剤」「塩素系の消毒剤」などをふりかけて、内容物が漏れぬよう処分します。

雑巾などは、再利用できるようであれば、「塩素系の漂白剤」「塩素系の消毒剤」の使用量、濃度を守り十分に浸し消毒してから再利用するようにしましょう。
(※ノロウイルスは感染力が強いため、ドボンと浸ける程度では、死滅しません。)


▼風呂場
ノロウイルスは下痢の症状が治まっても、1~2週間は便にウイルスがいるといわれています。

そのことからも、ノロウイルスにかかっている人は、シャワーで済ますか、湯船に入る際はオシリをよく洗い家族の中で一番最後に入るようにしましょう。お風呂での二次感染がとても多いようです。お気をつけ下さい。

またバスタオルの共用は避け、各自清潔なものを使うようにしましょう。



2006年12月16日

ノロウイルスの二次感染

ノロウイルスの二次感染 ノロウイルス特長のひとつに飛沫感染(ひまつかんせん)があります。

集団生活を行う、保育園や幼稚園、小学校、高齢者施設など、また最近ではホテルや合宿所などの宿泊施設でも、ノロウイルスの強い感染性によって抵抗力の弱いといわれる乳幼児や高齢者を中心としてノロウイルスの二次感染が原因で感染が広がり集団発生が起きています。

ノロウイルスにかかった人の便や吐物(とぶつ)の中には、たくさんのノロウイルスがいます。

ノロウイルスの症状により吐いたり、下痢をした後の手で触れた場所(トイレなどのドアノブ、水道の蛇口など)にもノロウイルスが不着していることがありますので、使った後の蛇口などはよく洗い、「塩素系の漂白剤」「塩素系の消毒剤」などでふき取るなどして清潔に保つようにしましょう。

また部屋や廊下で吐いたり、おもらしをするなどして、その飛び散ったものを知らぬ間に吸い込んだり、子供が誤ってそれを舐めたりさわったり、また介護やお世話をする人、幼稚園の先生などがそれらの後始末や掃除、汚物の処理をする際にそれらが指などにつくなどして、その後感染することも多いようです。

その他意外な二次感染として最近よく言われているのが、お掃除が不十分な状態で放置した後、汚物で汚れた部分が乾燥してノロウイルスのウイルスが空気中に広がり、それによって感染するケースが増えているようです。

掃除や後始末をする際には部屋などを十分に換気し、それらに携わる方はビニール手袋、マスクをして汚物はすみやかにビニール袋に入れ、「塩素系の漂白剤」「塩素系の消毒剤」などをふりかけ、口をくくるなどの密封状態にし、もれないように処理しましょう。

またオムツの交換での感染も多く、特に集団生活の場などで複数のお世話をする場合は、「一人ずつ」オムツ交換を行い、その都度よく手洗うようにしなければ感染拡大の原因となります。

2006年12月17日

ノロウイルスと検査

ノロウイルスと検査 ノロウイルスが流行していて話題になっていること、ノロウイルスという恐ろしそうな名前からか、
ノロウイルスかどうか検査したい!」
ノロウイルスかどうか調べたい!」
という方が最近多いようです。


▼ノロウイルスの検査は、「保険適用外」

ノロウイルスの検査は、通常の医療機関で検査はできず、迅速な検査もありません。しかし、集団感染などで感染拡大が考えられる場合などには、保健所などが迅速な検査をする場合はあります。

どうしても個人的に「ノロウイルスの検査をしたい!」という方は医療機関で申し出れば検査をすることは可能ですが、「保険適用外」で2万円~3万円くらいの高額な費用がかかります。

保険適用外ということは、行き過ぎた医療という意味でもありますし、ノロウイルスの検査をするなどして調べたとしても、その後の治療に影響しないといわれています。(ノロウイルスの特効薬はありません)風邪にかかって、どんな種類の風邪かを調べないことと同じといえます。

ですので、ノロウイルスかどうかを確認する検査を受けるより、栄養をつけ水分補給をし、安静にしているのが得策です。

ノロウイルスの検査には、電子顕微鏡法やRT-PCR法、リアルタイムPCR法などがあり通常、ノロウイルス患者のふん便や吐物を用いて検査が行われます。中でもリアルタイムPCR法は、ウイルスを数量で表すことも可能な検査法です。

ノロウイルス検査の種類
電子顕微鏡法
RT-PCR法
リアルタイムPCR法
ウイルスの定量も可

2006年12月18日

ノロウイルスの予防って?

ノロウイルスの予防ノロウイルスは、ウイルスや細菌に汚染された食物や飲料水、あるいは汚れた手などを介して発病する、経口感染をします。

またノロウイルスは感染力がとても強く、100個程度の少量のノロウイルスが体内に入っただけでも、腸の中で増えるといわれており、半日がら2日くらいの短期間でノロウイルスにかかってしまいます。

▼ノロウイルスの予防法は、手洗いとうがい


身近な予防法としては手洗いとうがいです。

ノロウイルスが特に流行していると思われるときは、特に気をつけ、手洗いとうがいをしっかりするよう心がけて下さい。
また調理に従事する立場の方やお母さん方は、トイレの後はもちろんのこと、調理前は普段以上に手や使用する器具、食器類の洗浄や消毒を行いましょう。洗浄の注意としては手の間やシワの中まで念入りによく洗い、タオルは共用せず清潔なタオルをその都度使ったり、使い捨てできる、ペーパータオルを用いるなどタオルの衛生面にも気をつけて下さい。(ノロウイルス感染を防ぐ手洗い

「ノロウイルスかな?」と思ったら調理しない


また調理に携わる立場の方が、下痢はもちろんのこと、風邪と思えるような症状があった場合などは調理に従事しないほうが安全と思われます。

調理に用いる食器や器具類を清潔に保ち、煮沸消毒できるものは可能な限り行うのがよいでしょう。

手や食器、器具類を清潔にし、キッチンは当然のこと、家庭内は清潔な環境を保ち、十分な換気をすることが重要です。

またノロウイルスにかかっている人、そう思われる人との接触も避けたほうが良いでしょう。

2006年12月19日

ノロウイルスの治療

ノロウイルスには特効薬はない

ノロウイルスの治療ノロウイルスには、抗ウイルス剤はありません。

ウイルスの研究には動物培養細胞でウイルスを増殖させるのですが、ノロウイルスについてはまだその増殖方法が見つかっていません。そのため研究はもちろんのこと、検査や治療方法などが、他のウイルスに比べかなり遅れているようです。

また、ノロウイルスの自己免疫力は、感染者で1~2年で失われるといわれていますので、ワクチン予防も期待できないようです。



ノロウイルスには対症療法

ノロウイルスの治療ノロウイルスについては、ワクチンがありませんので、制吐剤(吐き気止め)や整腸剤投与などの対症療法がとられ、止瀉薬(下痢止め)の使用については、ウイルスを体内にとどめ、病気の回復を遅らせることにもなるので、下痢が長く続く場合以外、仕事等の生活上でも特に必要でない場合は、あまり用いません。


家庭では

ノロウイルスの治療かかりつけのお医者さんの指示に従い、適切な治療を受けた後は、家庭では安静にして水分補給をすることが大切です。

といって一度に多くの水分や過剰に水分を取るのではなく、少量を複数回に分けてとるようにしなければ、気分が悪くなり吐き気をあらたにもよおすこととなります・・・。

症状にあわせ水分は上手に摂取して下さい。
※お年寄りや小さな子供さんには「薬のみ」を用いると飲ませやすいです。

また下痢の症状がきつい場合は、牛乳やヨーグルトなどの乳製品はノロウイルスの症状が落ち着くまでは避けましょう。

2006年12月20日

ノロウイルスの潜伏期間

ノロウイルスの潜伏期間ノロウイルスの感染から発症までの潜伏期間には、個人差、年齢、体調などにもよりますので一概にいえませんが、一般的には1~2日といわれていて、24時間くらいで「ノロウイルスかな?」と思われる激しい腹痛や吐き気、悪寒などがでてくることが多いようです。

その後、個人差はありますが、短い方で24時間くらいで、嘔吐や下痢などの激しい症状はおさまり、数日でむかつきなどの症状も落ち着き回復していきます。

しかし自己判断することなく、かかりつけのお医者さんの診察を受けましょう。

また、ノロウイルスにかかった方の吐物や便にはたくさんのウイルスがいて、ノロウイルスの症状が治まった後でも、最低一週間くらいは便にウイルスがいると言われています。

周りの方は二次感染に十分注意して下さい。

※ノロウイルスの症状については、当サイト「ノロウイルスの症状」をご覧下さい。

ノロウイルスの症状
主症状
ノロウイルスの症状1
ノロウイルスの症状2
ノロウイルスの症状3
ノロウイルスの症状4
ノロウイルスの症状5
吐き気
嘔吐(おうと)
下痢
腹痛
発熱
成人
赤ちゃん・幼児

2006年12月21日

ノロウイルスの感染経路

ノロウイルスはどうやって感染するの?

ノロウイルスの感染ルートには、
一次感染とよばれる「食品から人」「人から食品、食品から人」への感染ルートの「感染食中毒型」と 二次感染とよばれる「人から人」への感染経路の「伝染性胃腸炎」があります。


ノロウイルスの感染経路
一次感染
ノロウイルス 一次感染1
二枚貝(カキ、シジミ、アサリ、ハマグリなど)を、生もしくは加熱不十分で食べた場合にノロウイルスに感染
ノロウイルス 一次感染2
食品の製造に携わる人や飲食店で調理に携わる人、家庭で調理に携わる人らを介してノロウイルスに汚染された食品を食べた場合にノロウイルスに感染
ノロウイルス 一次感染3
井戸水や簡易水道の水が、消毒不十分で飲んだ場合にノロウイルスに感染
二次感染
ノロウイルス 二次感染1
ノロウイルス感染者のおう吐物やふん便から手などを介してノロウイルスに感染
ノロウイルス 二次感染2
家庭や集団生活の場(老人施設、病院、保育園、幼稚園、学校など)、人との接触の多いところでの「人から人へ」の飛沫感染。(宿泊施設やホテルで多く発生)

▼感染食中毒型(一次感染)


ノロウイルスの食品から人への感染は、ノロウイルスが付着している食べ物を食べることによっておこります。

よくいわれるのが牡蠣(かき)などの「二枚貝」です。二枚貝には、他にあさりやしじみなどがあります。

ウイルスに汚染された牡蠣などの二枚貝を生や不十分な加熱で食べることによって、体力のないお年寄りや子供、また体調のよくない成人などがノロウイルスに感染する場合があります。

牡蠣や貝類を食べる場合は、十分に加熱調理したものを食べるようにしましょう。

加熱時間は、85℃以上の温度で1分以上が有効で60℃10分程度では不十分です。フライなど火の通りにくい料理は貝の中心部分まで火が通るよう調理するよう特に注意して下さい。


ノロウイルスの人から食品、食品から人への感染は、ノロウイルスにかかっている人が調理することによって食品や調理器具を汚染し、その食品を食べることによってノロウイルスにかかる場合、また牡蠣などの二枚貝を食べなくても、牡蠣を調理した器具の洗浄が不十分で他の食品の調理にそのまま用いた場合、牡蠣を洗った水滴などが野菜についた場合、牡蠣を調理した後の手洗いが不十分で他の食品に不着する場合などがあり、また二枚貝のパック詰の海水にも注意して下さい。

ノロウイルスの疑いのある方は、できれば調理に従事しないのが安全と思われます。手はもちろんのこと、調理器具も念入りに洗浄を行うようにしなければいけません。ノロウイルスは低温を好みます、生野菜の洗浄も十分に行って下さい。

▼伝染性胃腸炎(二次感染)


ノロウイルスの人から人への感染は、風邪のようにうつる場合と、ノロウイルスにかかっている人の吐物(とぶつ)や便などが手などについて感染する場合です。

ノロウイルスは感染力が強く、それらが飛び散ったりした、100個以下のわずかな量でも感染する場合があります。ノロウイルスの方の吐物や便の始末やお掃除をする場合は、部屋を十分に換気し素手で行わず、手袋、マスクを用いることをおすすめします。

また赤ちゃんやお年寄りのオムツの交換時はすぐにビニール袋に入れ密封するなどして、処理にも同様に十分に注意して下さい。保育園や幼稚園、高齢者施設などで複数のオムツを取り替える場合などは、一人ずつ交換、手洗いを行うようにしなければ感染が拡大する恐れがあります。

吐物の始末も同様で換気を十分にし、放置することなくすみやかに密封したビニール袋に入れ、「塩素系の漂白剤」「塩素系の消毒剤」などをふりかけ、漏れないよう処理して下さい。

吐物などで汚れた衣服などは、密封した袋に入れ処理するのが無難です。
再利用する場合は、「塩素系の漂白剤」「塩素系の消毒剤」などに十分な時間浸した後、個別で洗濯しましょう。

集団生活の場では感染がすぐに広がり、集団発生が起こりやすい環境なので特に注意が必要です。

2006年12月22日

ノロウイルスの症状

ノロウイルス症状ノロウイルスにあると、吐き気、嘔吐(おうと)、下痢、腹痛などが主な症状で、発熱がある場合は、37~38度くらいの微熱程度の軽度ですむことが多いようです。

その後個人差はあるようですが、多くの方は差し込むような腹痛、きつい吐き気と下痢に見舞われます。

症状のあらわれ方などは、人によってさまざまで、突発的に激しい吐き気、嘔吐、下痢が一日に何十回と続き、大変苦しい病状となります。乳幼児は嘔吐、成人は下痢の症状が特にきつく見られるようです。

しかし、通常の風邪かと思うような症状で治ってしまう場合や感染しても発症しない人が、2~3割はいるようです。

ノロウイルスは、適切な処置を受けることにより、後遺症もなく数日で回復しますので、「おかしい?」と思われた方は自己判断せず、すぐにかかりつけのお医者さんに診てもらうことをおすすめします。

ノロウイルスの症状
主症状
ノロウイルスの症状1
ノロウイルスの症状2
ノロウイルスの症状3
ノロウイルスの症状4
ノロウイルスの症状5
吐き気
嘔吐(おうと)
下痢
腹痛
発熱
成人
赤ちゃん・幼児

ノロウイルスの症状

・感染から発症まで、1~2日と短期間
・突発的に発症する
→睡眠中突然、吐き気などの症状があらわれる場合がある
・ 主な症状は、吐気や嘔吐、下痢、腹痛など、発熱してもあまり高熱にならない。
・乳幼児は嘔吐、成人は下痢の症状が多い
・(医療機関で受診後)栄養をつけ、安静にしていることで回復する。
→後遺症はない。
※普通の風邪と思うような軽症ですむ人もいる。
※ノロウイルスに感染しても2~3割の人は発症しない。

2006年12月23日

ノロウイルスはなぜ騒がれているの?

今シーズン、ノロウイルスは過去10年で最大規模の流行

ノロウイルス報道感染症胃腸炎(Gastroenteritis)の一種であるノロウイルスは、ウイルス感染が原因でおこる病気で、少々乱暴な例えではありますが、症状は「お腹にくる風邪」に似ています。

しかしその感染力は強く、12時間から24時間と短期間で感染し、嘔吐や下痢、腹痛など、成人でも大変つらい症状になります。ましてや成人のように体力のない、赤ちゃんやお年寄りがノロウイルスになるとかなりのダメージを受け、重症になる場合があります。

※詳しくは、当サイトノロウイルスの症状をご覧ください。

例年冬から春の時期に流行するのですが、近年「ノロウイルス」が騒がれている理由に例年より流行時期が早いことや多数の集団感染、またノロウイルスの発生が少なくなるといわれる5月から10月にかけての季節はずれの時期にも発生していること、ノロウイルスの認識が高まったことなどから世間で騒がれているようです。

▼ノロウイルスが騒がれている理由


・今シーズンは、全国的に過去10年間で最大規模の流行
→そのため、集団感染が多発、中には死亡者がでるケースも
・流行時期が早い
・冬以外の季節はずれの時期にも発生
・ノロウイルスの知名度の上昇

2006年12月24日

ノロウイルスとは?

ノロウイルス最近よくニュースなどで聞いたり、新聞などでもよく見る「ノロウイルス」。あなたの周りでも流行っていませんか?


近年、ノロウイルスは猛威を奮い、全国各地でノロウイルス(感染症胃腸炎)によるお年寄りの死亡のニュースなどもあり、知名度が高くなったこともありご存知の方も多いかと思います。


ノロウイルスは100個以下の少量のウイルスでもわたしたちの体内に入ると、小腸の粘膜で増殖する感染力の強いウイルスで、このノロウイルスにかかると、突発的に激しい嘔吐や下痢になりとても苦しく、微熱がでたりし、悪寒の症状が出る場合もあります。


また感染力が強いため、吐物などの始末が不十分な場合、感染拡大して「家族中がノロウイルス・・・。」という状況にもなりかねません。

また体力の弱いお年寄りや乳幼児は、症状がきつくあらわれることがあり、誤って吐物を詰まらせたりすることによって死にいたるケースもあります。高齢者や乳幼児のお世話をされている方は十分注意してあげてください。


しかしこのノロウイルスは、健康な方であれば通常、脱水症状にならないように水分補給をし、安静にしていると数日で回復しますので、何も特別恐い病気ではありません。しかし決して自己判断せず、かかりつけのお医者さんにかかるようにしましょう。


SRSV(小型球形ウィルス)からノロウイルスへ


耳慣れないこのノロウイルスという病気は、最近発見された新しい病気と思われてる方も多いかもしれませんが、以前はSRSV(Small Round Structured Virusの略で、小型球形ウィルス)とよばれていていたウィルスが、2002年8月にパリの国際ウイルス学会でノロウイルスという名前に改められました。


このノロウイルスは、1968年、アメリカのオハイオ州ノーウォークの小学校において集団発生した胃腸炎の患者から発見され、その4年後の1972年に電子顕微鏡によりその形状が明らかにされたことで、発生した地名から「ノーウォークウイルス(Norwalk virus)」と名づけられたのがはじまりとされています。


それからノロウイルスという名前に変わるまで間は、発生時期がインフルエンザの発生時期と重なっていることから、集団風邪や胃腸風邪、嘔吐症などと取り扱われてきたこともあったようですが、ウイルス学会での改名された同年2002年には、日本の食品衛生法でもノロウィルスという名前に改められたことで広く世間に知られるようになりました。


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