ノロウイルスの感染経路

ノロウイルスはどうやって感染するの?

ノロウイルスの感染ルートには、
一次感染とよばれる「食品から人」「人から食品、食品から人」への感染ルートの「感染食中毒型」と 二次感染とよばれる「人から人」への感染経路の「伝染性胃腸炎」があります。


ノロウイルスの感染経路
一次感染
ノロウイルス 一次感染1
二枚貝(カキ、シジミ、アサリ、ハマグリなど)を、生もしくは加熱不十分で食べた場合にノロウイルスに感染
ノロウイルス 一次感染2
食品の製造に携わる人や飲食店で調理に携わる人、家庭で調理に携わる人らを介してノロウイルスに汚染された食品を食べた場合にノロウイルスに感染
ノロウイルス 一次感染3
井戸水や簡易水道の水が、消毒不十分で飲んだ場合にノロウイルスに感染
二次感染
ノロウイルス 二次感染1
ノロウイルス感染者のおう吐物やふん便から手などを介してノロウイルスに感染
ノロウイルス 二次感染2
家庭や集団生活の場(老人施設、病院、保育園、幼稚園、学校など)、人との接触の多いところでの「人から人へ」の飛沫感染。(宿泊施設やホテルで多く発生)

▼感染食中毒型(一次感染)


ノロウイルスの食品から人への感染は、ノロウイルスが付着している食べ物を食べることによっておこります。

よくいわれるのが牡蠣(かき)などの「二枚貝」です。二枚貝には、他にあさりやしじみなどがあります。

ウイルスに汚染された牡蠣などの二枚貝を生や不十分な加熱で食べることによって、体力のないお年寄りや子供、また体調のよくない成人などがノロウイルスに感染する場合があります。

牡蠣や貝類を食べる場合は、十分に加熱調理したものを食べるようにしましょう。

加熱時間は、85℃以上の温度で1分以上が有効で60℃10分程度では不十分です。フライなど火の通りにくい料理は貝の中心部分まで火が通るよう調理するよう特に注意して下さい。


ノロウイルスの人から食品、食品から人への感染は、ノロウイルスにかかっている人が調理することによって食品や調理器具を汚染し、その食品を食べることによってノロウイルスにかかる場合、また牡蠣などの二枚貝を食べなくても、牡蠣を調理した器具の洗浄が不十分で他の食品の調理にそのまま用いた場合、牡蠣を洗った水滴などが野菜についた場合、牡蠣を調理した後の手洗いが不十分で他の食品に不着する場合などがあり、また二枚貝のパック詰の海水にも注意して下さい。

ノロウイルスの疑いのある方は、できれば調理に従事しないのが安全と思われます。手はもちろんのこと、調理器具も念入りに洗浄を行うようにしなければいけません。ノロウイルスは低温を好みます、生野菜の洗浄も十分に行って下さい。

▼伝染性胃腸炎(二次感染)


ノロウイルスの人から人への感染は、風邪のようにうつる場合と、ノロウイルスにかかっている人の吐物(とぶつ)や便などが手などについて感染する場合です。

ノロウイルスは感染力が強く、それらが飛び散ったりした、100個以下のわずかな量でも感染する場合があります。ノロウイルスの方の吐物や便の始末やお掃除をする場合は、部屋を十分に換気し素手で行わず、手袋、マスクを用いることをおすすめします。

また赤ちゃんやお年寄りのオムツの交換時はすぐにビニール袋に入れ密封するなどして、処理にも同様に十分に注意して下さい。保育園や幼稚園、高齢者施設などで複数のオムツを取り替える場合などは、一人ずつ交換、手洗いを行うようにしなければ感染が拡大する恐れがあります。

吐物の始末も同様で換気を十分にし、放置することなくすみやかに密封したビニール袋に入れ、「塩素系の漂白剤」「塩素系の消毒剤」などをふりかけ、漏れないよう処理して下さい。

吐物などで汚れた衣服などは、密封した袋に入れ処理するのが無難です。
再利用する場合は、「塩素系の漂白剤」「塩素系の消毒剤」などに十分な時間浸した後、個別で洗濯しましょう。

集団生活の場では感染がすぐに広がり、集団発生が起こりやすい環境なので特に注意が必要です。


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